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障害年金受給者の老後資金の貯め方

最終更新: 2月10日

福祉分野専門のファイナンシャルプランナーをしていると、「障害年金を受給してるけど、老後資金はどうしたら良い?」「障害者手帳をとって障害者雇用枠で働いているけど、何か良い貯蓄方法はない?」と訊かれることがあります。私がいつもお勧めしている方法を今日はご紹介したいと思います。


それは、iDeCoです。


個人型確定拠出年金(iDeCo)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。この制度への加入は「任意」で、自分で申し込み、自分で掛金を拠出し、自らが運用方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。また、掛金、運用益、そして給付を受け取る時には、税制上の優遇措置が講じられています。


自分でお金を出す ⇒ 自分で運用 ⇒ 年金を受け取る という流れになります。


では、 iDeCo にはどんな人が加入できないのでしょうか?

国民年金保険料が未納状態になっている人や、国民年金保険料の全額または一部を免除されている人、学生納付特例制度を利用して保険料納付を猶予されている学生は加入資格がありません。国民年金保険料を納められないほどお金に困っているのに、iDeCoにお金を払うのはちょっとおかしな話になってくるからです。


では、障害年金を受給している方はどうなんでしょうか?

障害年金を受給している方は「法定免除」で、国民年金保険料を免除されていると思います。もちろん、老後の年金額を満額に近づける為に法定免除されていても国民年金保険料を納めることができます。特に精神疾患などの有期年金の場合、病状が良くなり障害年金が更新されないケースの場合にはとても有効だと思います。


しかしながら精神疾患が回復せずに生涯障害者年金を受給する場合は、国民年金保険料のかけ損になるケースも出てきます。


障害基礎年金2級の額=老齢基礎年金満額


だからです。


そこでお勧めしたいのが、iDeCoです。先ほどiDeCoに加入できない人の例を挙げましたが、障害年金受給者(法定免除者)は加入できない人から除外されています。すなわち、iDeCoに加入できるのです。(iDeCo、楽天証券、みずほ証券に電話にて確認済み)


iDeCoのメリットとして


・ 掛金が全額所得控除

毎月の掛金全額が税額軽減の対象となり、税金が軽減されます。


・運用益も非課税で再投資

通常、金融商品を運用すると、運用益に課税されますが(源泉分離課税20.315%)、iDeCoなら非課税で再投資されます。


・受け取る時も大きな控除

iDeCoは年金か一時金で、受取方法を選択することができます(金融機関によっては、年金と一時金を併用することもできます)。年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。


また、拠出できる金額ですが、

・1号被保険者(自営業・フリーランスなど)は、月額6.8万円

・2号被保険者(障害者雇用などのサラリーマン)は、月額1.2万円~2.3万円

になります。


詳細は、イデコ公式ページで確認してみてください。


iDeCoに近い制度で、老後の資金の積立で有名なのが、国民年金基金です。

国民年金基金もとても良い制度ですが、法定免除を受けている人は引き続き国民年金保険料を納付することが条件なので、ひとつハードルがあがります。


老齢年金は少子高齢化で、とても運営が厳しい時代になっています。今後年金受給額の減額もかなり現実味を帯びてきました。少しでも自助努力で自分らしく生きる為の資産形成をしなければならない時代です。その一助となる制度を今日はお伝えしました。老後資金を考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです。