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「高額療養費制度」で医療費の家計負担を減らそう

最終更新: 2019年11月13日

最近どうも体調が悪い。体は重いし、頭の回転が遅い。同じ作業を何度も繰り返してしまう。さっき言われたことを忘れてしまう…。


私もこんな経験があります。軽い気持ちで病院に行ってみたら、即入院!でした。

お酒を一滴も飲んでいなかったのに、肝臓の値が正常値の約5倍になっていたのです。

よくよく考えてみると、残業、残業で睡眠時間はいつも3~4時間。土曜も出勤で週休1日。いつも仕事のことばかり考えて、心と頭がリラックスできない。食事も外食ばかり。


約1週間の入院でしたが、退院の時に思いがけなく高い入院・治療費を請求されてびっくり!した経験があります。今日は、医療費を軽減させる公の支援制度をお伝えします。


病気や怪我などで医療費の負担が大きくなった時のために、健康保険には「高額療養費制度」が用意されています。


しかし、高額療養費制度による医療費の払い戻しは、ほとんどの場合は申請作業が必要なため、自分が制度の対象であることも知らずにそのまま放置されている例も少なくありません。


これから高額な医療費がかかることが分かっている場合には、まず「限度額適用認定証」を取得しましょう。


「限度額適用認定証」を病院の窓口に提示すれば、請求される医療費が、高額療養費制度の自己負担限度額までとなります。支払う医療費を減らすことができますし、あとから払い戻しを申請する手間もかかりません。


すでに入院してしまっている場合でも、その月のうちに「限度額適用認定証」を取得して、病院の窓口に提示できれば、その月の医療費から自己負担限度額の範囲にできます。これらの手続きは、家族もできますから入院したらすぐに手続きをしてください。


限度額適用認定証の申請窓口


★国民健康保険★

自分が住んでいる市区町村の国民健康保険の窓口へ申請します。


★協会けんぽ★

健康保険証に「全国健康保険協会(協会けんぽ)」と書かれている場合は、協会の各都道府県支部に申請します。


★組合健保★

健康保険証に「~健康保険組合」のように、企業や事業単位の健康保険組合の名前が書かれている場合は、その健康保険組合が窓口になります。「組合健保」は、常時700人以上の従業員が働いている企業が、自前で健保組合を設立したものです。


結構忘れがちなのが、民間保険会社の死亡保険特約の入院給付金(医療特約)の申請です。民間保険会社の死亡保険の特約で入院や手術などの特約をつけている場合、保険会社に申請しなければ給付金は受け取れません。自分が入っている保険内容を忘れてしまった、保険証券の見方が分からない時は、直接保険会社の窓口や保険契約した代理店に問合せてください。


余談ですが、民間の保険会社には加入者が無料で利用できるサービス(電話・オンラインによる健康相談や、セカンドオピニオン)が付帯されていることもありますので、是非活用してみてください。


また、医療費の支払いが困難な場合は、市区町村の保健福祉関係の窓口に行き、医療費などの助成制度(自治体ごとに異なる)を確認しましょう。入院費の貸付制度などのある自治体もあります。


参考ホームページ

・厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ

・協会けんぽ「医療費が高額になりそうなとき