（精神）障害者雇用で求職活動をする時、知っておきたいこと

皆さんは「精神・発達障害者雇用サポーター」を知っていますか？

精神・発達障害者雇用サポーターは、主に精神障害や発達障害のある方の就職・職場定着を専門的に支援するハローワークの専門相談員です。

令和6年度（2024年度）からは、従来の「精神障害者雇用トータルサポーター」と「発達障害者雇用トータルサポーター」を統合し、「精神・発達障害者雇用サポーター」として、より企業とのマッチングや関係機関との連携に重点を置いた支援が行われています。

トータルサポーターは、精神保健福祉士や臨床心理士などの専門資格を持つ職員で、以下のようなきめ細かな支援を行います。

• 就職前カウンセリング: 就職に関する不安や悩みを丁寧に聞き、現在の状況を整理し、就職に向けた課題を明確にします。

• 就職準備プログラムの実施: 就職に向けた心構えや、職場でのコミュニケーションスキル向上などを目的としたプログラムを提供します。

• 求職活動支援: 本人の希望や特性に合った求人の紹介、応募書類の作成支援、面接練習などを行います。必要に応じて、事業所への同行も可能です。

• 事業主への助言: 事業主に対して、障害特性の理解促進や適切な雇用管理のノウハウ提供、各種支援メニューの活用提案などを行い、受け入れ体制の整備をサポートします。

• 職場定着支援: 就職後も、職場の人間関係や業務内容の悩み、症状の悪化など、働き続ける上での心配事について相談に応じ、職場を含めた関係機関と連携して対応します。

• 関係機関との連携: 地域障害者職業センターや障害者就業・生活支援センターなど、地域の関係機関と連携し、就職から生活面まで一貫したチーム支援を行います。

これらの支援を通じて、障害のある方が安心して就職し、長く働き続けられるよう総合的にサポートしています。相談は全国のハローワークで受け付けており、障害者雇用窓口に事前に連絡して面談予約をすると、当日スムーズでしょう。ご家族からの相談も可能です。